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  • 〒816-0941 福岡県大野城市東大利2丁目3-1

保護者支援プログラム

保護者支援プログラム|大野城市下大利の児童精神科|さたけこども発達クリニック

MEDICAL

さたけこども発達クリニックの保護者支援プログラム

当院では子どもへの支援とともに、子育て中の保護者の皆さんへのサポートも大切にしたいと考えています。
当院では、当院通院中のお子さんの保護者に向けた保護者支援プログラムとして、以下のような取り組みを行っています。

保護者向け学習会

発達や特性についての理解や日常の対応、これからの見通し等についての基本的な知識を皆さんと共有するためのプログラムです。
以下の2つのシリーズを行っています。

子育ての技術(ペアレンティング)への支援プログラム

子育てにおける親の役割を英語でparenting(ペアレンティング)といいます。親子の安定したアタッチメントを築くための大切な関わり技術でもあります。
当院では、以下のようなペアレンティングへの支援プログラムを提供しています。

上記プログラムは、PCIT International 機関内トレーナー(Within Agency Trainer)山下雅子の指導の下、実施しています。

当クリニックでは、定期的にご家族に向けた学習会を実施しています。
ご家族に参考にしていただけるような、日常に役に立つ基本的なテーマを選んで、提供させていただきます。
学習会の後には交流会を行っています。
保護者同士で思いや情報を共有する場としてご活用ください。

  • 対象者:当院通院中の保護者の方(各ご家族1名)
  • 開催日:木曜日 14時から15時
    日程は各回のリンク「詳細とお申込み」からご確認ください
  • 講義 40分、保護者交流会 20分
  • お申込み:各回のリンク「詳細とお申込み」から、
    または受診の際に受付にてお申し込みください

※保護者学習会は保険診療外でおこなっており毎回資料代をお願いしております。詳細は各回のリンクまたは受診の際に受付にてご確認ください。
※日程が未確定の場合や、申し込み枠に空きがない場合は「回答の受け付けは終了しました。」との案内がでます。
※不明な点がございましたら、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

お子さんの発達について理解を深め、関わり方や支援を一緒に考えていくために役に立つ情報を、シリーズでまとめました。
全6回のシリーズで、同様の内容を繰り返し実施しますので、お聞きになっていない回を選んでご参加いただくことや、ご確認のために同じ回に複数回ご参加いただくこともできます。
※当院通院中のお子さんの保護者を対象としています。

第1回 子どもの発達と診断について

担当:医師 院長 佐竹 宏之

発達にはさまざまな視点があり、年齢とともに変わっていくために理解しにくいところがあります。
発達の診断ってどういう意味?、病気や障害なの?、発達はどうかわっていくの?といった疑問にお答えし、発達の基本的なとらえ方、経過をみていく中での大切なポイントについてお話します。

第2回 発達特性の理解と対応について

担当:医師 院長 佐竹 宏之

子ども達には様々な特性がみられ、普段の行動をどうとらえたら良いか戸惑うことが多いと思います。
この行動は特性なの?、どう対応したら良い?、声かけはどうしたら良い?といった疑問にお答えし、特性の具体的な例や日常の対応についてお話をします。

第3回 人とのやりとりが学びやすくなる工夫

担当:言語聴覚士

子どもの発達の流れの中で、コミュニケーションは重要な役割をもっています。
日々の子どもの言語や行動をどのように観察し解釈したらいいか、発達の視点をもとに整理していきます。
実用的なコミュニケーション力をつける状況づくりや、声かけの工夫などもお伝えします。

第4回 不器用さがある子どもの理解と支援 ~感覚統合の視点から~

担当:作業療法士

運動の発達は、姿勢の保持、動きをイメージする力、書字などの細かい操作といった日常の活動に深くかかわります。
生活場面で使える工夫にはどんなものがある?、全身運動や巧緻運動、眼球運動をうながす遊びとは?といった日常の活動場面で役に立つ具体的な工夫や遊びについてお話をします。

第5回 診断後の支援のしくみと利用の仕方について

担当:臨床心理士

発達を評価する機会は支援の入り口です。これから、さまざまな資源をうまく使ってサポーターを増やしていきましょう。
教育や福祉サービスといったフォーマル(公的)な資源、インフォーマル資源もたくさんあります。さまざまな資源の情報やそれらをうまく使っていくコツについてお話をします。

第6回 思春期以降の課題と社会参加に向けて

担当:臨床心理士

教育や福祉を含めた様々な支援を切れ目なくつなぎ、その子らしく過ごしていくための環境づくりは思春期以降も続きます。
義務教育が終わる思春期以降にはどのような課題が生じてくるのか、どのような選択肢があるのか、今から取り組んでいけることは何かといったテーマを皆さんと一緒に考えてみます。

サポートブックとは、お子さんの特性や普段の様子、有効な関わり方など、お子さんに関わる周りの人(支援者)に知っておいてほしい情報をまとめた資料です。進学や進級等のライフステージの変化によって支援者は変わっていきます。
お子さんについての理解をつないでいくために、一緒につくってみませんか。

※当院通院中の小学生から中学生のお子さんの保護者を対象としています。
※全3回のシリーズで、全日程にご参加いただける方に限ります。

担当:臨床心理士

学習会ではサポートブックの案として、下記の文書をお渡ししています。サポートブックを作成する際の参考としてご利用ください。

サポートブック(案)

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学習会に参加された保護者の感想

参加された皆さんの感想の一部です。
(記載に当たってはホームページ掲載への同意をいただいています)

第1回 子どもの発達と診断について

  • 子どもそれぞれ個々によって発達の進み方や得意なこと、みんな違っていいんだなとあらためて確認できました。
  • インターネットで得た情報などまちがった知識が多いことが分かりました。
  • 診断を受ける意味や伝える意味を改めて考えることができました。
  • 子ども本人をじっくり見ながら工夫を続けていくのが大事なのだと感じました。

第2回 発達特性の理解と対応について

  • 診察の時に教えてもらっていたことを、しっかりと深く理解できて、聞いていて「なるほど」と納得のいく学習会でした。
  • 特性のことから対応のことまで、とても分かりやすく勉強になりました。
  • 中枢性統合の弱さからくる特性の話しが、思いあたることが多くてわかりやすかったです。
  • かかわり方、考え方を具体的に教えていただき、工夫と練習をまず親が頑張っていきたいと思いました。

第3回 人とのやりとりが学びやすくなる工夫

  • 実際の日々の生活にすぐに生かせる内容でとてもイメージしやすくて聞いている中でも「〇〇してみよう」という気持ちになりました。
  • 子どもの行動をかえるには環境調整が大事だと思った。
  • 「視覚的な支援」などの視点、考え方に気付きました。

第4回 不器用さがある子どもの理解と支援 ~感覚統合の視点から~

  • 夏休みも来るので、遊びながら感覚を身につけていけるよう、親も工夫していきたいと思いました。
  • 苦手な動作については、遊びや子どもがやりたい動作で発達を促していくことが良いのかなと感じました。
  • 感覚統合の単語等を詳しくは知らないことばかりだったので、いろいろ具体的な例も含めて聞けて良かったです。
  • 日頃とつながる内容が多く、すごく取り組みやすそうに感じました。

第5回 診断後の支援のしくみと利用の仕方について

  • 将来がどうなっていくのか不安が多いのですが、たくさんの選択があるということを聞けて少し安心しました。
  • これまで支援のことを誰に聞いていいのか教えてもらえらえるのかわからなかったので、聞くことができてよかったです。
  • 実情を教えていただいて、早めに動いていこうと思いました。同じ発達の凸凹のあるお母さんたちのお話を聞けて本当に良かったです。
  • 新たに、今まで知らなかったサービスや、今までなんとなく知っていたことを詳しく知れてよかったです。

第6回 思春期以降の課題と社会参加に向けて

  • 思春期のことを勉強する機会が少ないので、とても勉強になりました。
  • 思春期以降の事を考えると色々な悩みがある中、どのようにしたら良いか、出来る事があるのかを知れてよかったです。
  • 今の悩みをそのまま語ってもらって、とても勉強になりました。
  • 皆さんの話を具体的にお聞きすることできて勉強になりました。

サポートブック

  • サポートブックを知ることができて良かった。視点や書き方が分かりやすかった。
  • どのような風にサポートブックを作成するのが良いのかたくさんのヒントやポイントを知ることができて、とても勉強になりました。
  • 周りの方の話を聞きながらでしたので、楽しかったです。
  • 困っていることというのが、とても抽象的だったり、本人の感じていることと違うのだなと改めて感じました。
  • 自分の中で言語化することが難しかったところが、ほかの方の発言で「こう表現すればいいんだ!」につながりました。
  • ロールプレイをしてみて、伝える方の大切さがとてもよく分かりました。

誰しも役に立つ子育ての知識や経験を十分に持って親になるわけではなく、皆が試行錯誤しながら苦労して子育てをしています。
子育てにおける親の役割を英語でparenting(ペアレンティング)といいます。
ペアレンティングはしつけともとらえられますが、親子の安定したアタッチメントを築くための大切な関わりの技術でもあります。
当院では、これまでの支援の実践や研究の蓄積の中でつくられたペアレンティングへの支援プログラムを提供しています。

CAREは、子どもとよりよい関係を築く時に大切な養育のスキルを体験的に学ぶことができる、トラウマインフォームドな視点から生まれたペアレンティングプログラムです。
保護者のみのご参加で、お子さんへの接し方を一緒に学んでいきます。
参加のご案内は、通院中のお子さんの保護者に随時メールにて行います。
別途にご希望の方は、再診時にお尋ねいただくか、当院のお問い合わせまでご連絡ください。

親子相互交流療法(PCIT)は、子どものこころや行動の問題や育児に悩む親(養育者)に対し、親子の相互交流を深め、その質を高めることによって回復に向かうよう働きかける遊戯療法(プレイセラピー)と行動療法に基づいた心理療法です。
親子でご参加いただき、お子さんへの接し方を実践しながら学んでいく治療法です。
治療のご提案は、対象となるお子さんの診察の際にこちらからさせていただきます。
別途にご希望の方は、再診時にお尋ねいただくか、当院のお問い合わせまでご連絡ください。

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CAREに参加された保護者の感想

参加された皆さんの感想の一部です。
(記載に当たってはホームページ掲載への同意をいただいています)

  • よい指示を出すには良好な関係が必要でまずは良好な関係を築いていくこと、そこにCAREを使って行ってみようと思います。
  • 肯定文で指示をするが難しく感じました。常日ごろしてほしくないことでの声かけがいかに多かったか気づかされました。これからも子どもの行動を注意深く見ながらCAREを活用していきたいと思います。
  • 本人も少しイライラ、母も命令系の口調が多くなり悪循環を感じていたので、もっと本人の出来ている所を3Pスキルで注目したり、指示出しの後にほめて終わるというところに親が注力していきたいなと講座を受けて、あらためて意識しました。
  • 他の参加者の皆さんのロールプレイがとっても参考になりました!